Esperanza / エスペランサ 2021

自然派ワイン

醸造方法

ヴォーヴェール村に合計2ha。
粘土質・砂岩質土壌。樹齢約15年。収量は40hl/ha。
シラーはステンレスタンクで、グルナッシュは500リットルの樽(demi-muid)で発酵後、6ヶ月間熟成。
SO2無添加。

ワイン情報

「エスペランサ」はスペイン語で「希望」の意味で、「ヴァン・ナチュールにこそ私たちの未来の希望である」という意味が込められています。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

18歳でワイン造りの道を志したエドゥアール・サンテスは、生まれ育ったボルドーで修行を開始しました。

「ヴィニュロンの家系ではなく相続できる畑はありませんでしたので、将来はどこかのワイナリーに勤務するか自分でゼロから起ち上げるかしかなく、どちらにしても、家業の後を継ぐことが決まっている友人たちの何十倍も努力しなければならないと思いました。
非常に幸いなことに「シャトー・オー・ブリオン」で修行することができ、世界最高レベルの栽培と醸造を実地に学ぶことができました。」

修行を完了した2006年、「コスティエール・ド・ニームのグラン・ヴァン」を造ることを目的としてラングドック地方東部のヴォヴェール村に2001年に設立された気鋭のワイナリー「スキャマンドル」の醸造長に抜擢され、
以降7年間にわたって、ビオロジック栽培への転換や、「オー・ブリオン」直伝の醸造技術の導入といった大役を全うしました。

「「スキャマンドル」のオーナーたちは進取の気性に富み、創造性に溢れ、新しい試みも自由にさせてもらえました。
その中で2010年に実験的にナチュールのワインを造ったのが、今から思えば私の人生の転機になりました。
それは、従来のワインとは異なる「何か」であるように感じ、衝撃を覚えました。」

ニューオーリンズから収穫に来ていた後の奥さんレーン・ボーデンさんとの幸福な出会いも経て、2015年、同じ村に1ヘクタールの畑を取得する好機に恵まれ、ついに、自身のワイナリー「Un Coin sur Terre」(「地球の片隅」)を始動させました。
「取得した畑が、私の生まれ年である1984年からビオロジック栽培を続けていたことにも運命を感じました。
その後少しずつ畑を買い足して、ビオロジック栽培 → ビオディナミ → SO2不使用 → ヴァン・ナチュールと進化させてきました。」

2021年には、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した、「Vin méthode Nature」にも加盟しました。

「ふんわりとやわらかな口当たり。ジューシーな鮮度感。深み。癒し。
消費者にヴァン・ナチュールの本当の美味しさ、素晴らしさを知っていただくために、「VmN」のような定義が必要だとずっと考えていました。
SO2をはじめとする添加物を使用せずに健全で美味しいワインを造ることは、おそらく多くの方が想像されるよりもはるかに難しいことなのです。
私の場合は、「オー・ブリオン」等で学び修めた醸造学が本当に役に立っています。」
「私たちのワインは、スタッフや収穫を手伝ってくれる方々をはじめとするたくさんの仲間の優しさや誠実さ、人や自然を愛する気持ちの結晶です。
ぜひ、好きな人や仲間の皆さんと一緒にお楽しみください。」(サンテス夫妻)

(インポーター様資料より)

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