スチューベン 2022

自然派ワイン

ほんのり甘い香りでアミノ酸の旨味と果実味、
鼻に抜ける余韻がなんとも言えないぐらい良い感じです!!

醸造方法

開放型の木桶発酵槽(VAT)にて除梗破砕無しの全房セミマセラシオンカルボニック仕込み。(一部、ステンレスタンク使用)
野生酵母で発酵が始まるのを待つ。
4、5日で発酵が始まり、そのタイミングでフーラージュ開始。
毎日のフーラージュにより10日程で液面が果帽に達し、以後ピジャージュとルモンタージュを併用する。
仕込み始めてから約6週間でプレス。
空圧式のメンブレンプレス機にて搾汁し、プレス後は500Lのフードル(大樽)で熟成。
ウイヤージュ無しで7ヶ月樽熟成後、滓引きして瓶詰め。
仕込みから瓶詰まで一切の亜硫酸は無添加。
無補糖、無補酸、無濾過、無清澄。

ワイン情報

青森県産のスチューベンを購入して造った赤ワイン。
果実味が豊で穏やかなタンニン。
果実由来の甘い香りがとても華やか。
みかん、ハーブ、ホップ、白胡椒、インク等多様な香りがあり、温度が上がると野生味も出てくる。

生食ぶどう特有の香りはありますがベリーAほどの華やかさではないので、香りと味わいのイメージが合っています。
開けたてはフレッシュさも若干感じますが、樽を使って熟成させたので鰹だしのような旨味が香りからも味わいからも感じます。
全体的に果実味、酸、タンニンのバランスが良く、煮詰めたあんずのような余韻が長いワインです。

あまり馴染みのないスチューベンですが、デラウェア、マスカットベーリーAについでポテンシャルのあるブドウだと思っています。
私たちは仮想プールサールとして仕込んでいます。
とても状態の良い青森県産のスチューベンで仕込む事が出来たので、満足のいく仕上がりになりました。
スチューベンは甘さはありますが、酸味が穏やかなので甘いだけの平坦なワインにならないように全房で仕込み、しっかりと抽出する事で複雑味や奥行きを出すように心掛けました。
また、ラブルスカは少し酸化させたくらいが丁度良いと思っているので、巨峰同様ウイヤージュ無しで少し長めに樽熟成をしています。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

ぶどう本来の力を引き出した栽培方法の確立とそのポテンシャルを隠さない醸造

私達はフランスの多くのナチュールの造り手達のワインに出会い、その考えに感銘を受け目の前にあるワインが全てを語ることを知り、同じ道を日本で志し日本のヴァンナチュール造りを目指しています。

私達人間は世の中の全てのことを理解することはできません。
目に見えるもの考えつくことの範囲だけで解決し知った気になってしまいます。
畑の中に生きているのは目に見えるものだけではなく、土の下にも空気中にも見ることのできない生き物がいます。
忘れてはいけないのがそれら目に見えるものも見えないものも全ての生き物の恩恵を受けていると感じながら作業にあたる事だと思っています。

ワインやシードルは嗜好品です。
人それぞれに好みがあると思います。
でもただ好きとか嫌いではなく私達の目指すものは身体にじんわり染み込んでいくような柔らかさを持ったものです。
ハイテンションになるというよりも口角が少しだけ上がるようなそっと寄り添うワインを造りたいと考えています。

(生産者様資料より)

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