Yarden Viognier / ヤルデン・ヴィオニエ 2019
醸造方法
1/2はフレンチオーク、残りはステンレスタンク発酵、澱の上で4ヶ月熟成。
ワイン情報
発酵に一部フレンチオークの樽を使用し、4カ月シュールリー熟成させることで、桃やアプリコットのフローラルなアロマに仄かなスパイスが香る滑らかな樽香を湛えた複雑でエレガントなワインに仕上がります。
仄かにほろ苦く繊細な香りを持つ果実味は、ポン酢や味噌、カツオや昆布出汁などを使った和食や柚子ポン酢を使った鍋料理などとも良く合います。
花やアプリコット、桃、グリーンプラムや青林檎のアロマティックな香りがフレンチオークの仄かなニュアンスと共に溶け合います。
爽やかな酸を持つエレガントで親しみやすい味わいのミディアムボディ。
★相性料理:マイルドなマンゴーチキン・カレー、ジンジャーソースを絡めたハリバ、カラメリゼしたセイヨウネギのキッシュ。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
イスラエル北部ゴラン高原の小さな街カツリンに1983年に誕生したゴラン・ハイツ・ワイナリー。
最先端を行く栽培技術と伝統的な醸造手法を組み合わせることで高品質なワインを次々と生み出し、数々の賞を受賞するなど国際的に非常に高い評価を受けている注目のワイナリーです。
ガリラヤは、イスラエル最北端にある最高のワイン産地で、中でも優れたテロワールを誇るのがゴラン高原です。
ゴラン高原は小さな土地ですが、地理条件は多様で、最も高緯度の畑と低緯度の畑の差は、フランス最北部と最南部ほどの違いがあります。
このため、地中海性気候に属しながら、様々なブドウ品種の栽培が可能です。
~ゴランハイツ醸造責任者ヴィクター・ショーエンフェルド氏の華麗なる経歴~
> カリフォルニア大学デービス校で醸造学の学士を修得。
> セント・ジーンやモンダヴィ・ワイナリーを始め、著名なカリフォルニアのワイナリーでワイン作りの腕を磨く。
> フランスで200年の歴史を誇る由緒あるシャンパーニュ・メゾン、シャンパーニュ・ジャクソン&フィスに勤務。
> 1992年、ゴランハイツ・ワイナリーの醸造責任者に就任。以来、栽培と醸造に対する一切の責任を担う。
> 今やイスラエルワインの品質革命を牽引するワイン作りのプロとして各方面から高い評価を受ける。
■テクニカル情報■
ワイナリー所在地:イスラエル北部ガリラヤ地方ゴラン高原カツリン
設立年:1983年 (初めての植樹:1976年/ワイン初回リリース:1984年)
畑面積:600ha(区画あたりの平均面積:約1.6ha)
畑:24箇所
区画数:400以上(96%がゴラン高原に集中/縦65km×横幅20km四方/標高:400~1200m)
専属ブドウ農家:16軒
気象観測所:14箇所
醸造家:6名
樽:10,500台(様々な種類のフレンチオーク)
【土壌】
100万年以上前の火山噴火で形成された玄武岩台地。土壌の構成、古さ、地質は場所により多様。
山腹は凝灰岩質をベースとする水はけの良い土壌で岩石の含有率が少なく、中心部は地層が浅く様々な大きさの火山岩を含み、南部は地層が非常に古くて深く、岩石をそれほど含んでいません。
【気候】
高地のため年中涼しく、年間降水量の殆どが冬に集中し、夏は非常に乾燥するため灌漑で畑に水を供給。
ゴラン高原とガリラヤ北部に観測所を14ヵ所設置して気温、湿度、降雨量などのデータを計測し、区画ごとの情報をコンピュータで一括管理し、区画ごとに最適な灌漑方法や収穫時期を見極めています。
【栽培】
ゴラン・ハイツは、イスラエル最大規模の有機栽培を展開しており、風力発電によって環境に負荷をかけず、個性豊かなテロワールの表現を大切にしています。
土壌は、熱の伝導性や水はけ、葡萄の発育などのデータを継続的に追跡するため、区画ごとに畑を細かく区分けして実施調査し記録した情報をデータベース化しています。
ワイン作りにおけるあらゆる意思決定は、この詳細なデータを元に下されます。
【灌漑】
最先端の「点滴灌漑」を採用。配水管、チューブ、弁などからなる設備を用い、地表や根群域に少しずつ水を供給。
水の量はボルドーやローヌよりも少なく、水や肥料の消費量を最小限に抑えています。
【収穫】
400以上の区画から少量ずつブドウを採取して熟成具合を分析し、区画ごとに収穫時期を決定。収穫期間は14~17週間におよびます。
区画ごとに収穫したブドウは最終ブレンドまで個々の区画の個性を損なわぬようステンレスタンクで個別に仕込み、保管します。
このように小さく区画分けすることで、それぞれのキュヴェに最も相応しい品質のブドウを的確に選別できるようにしています。
【樽】
熟成用の樽は最高級のフレンチオーク。コルク、ラベル、瓶なども品質に拘り、一級品を使用。
(インポーター様資料より)
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