DELA / デラ 2021
醸造方法
製造本数:407本
委託醸造:イエローマジックワイナリー
収穫後、半日~1日粗熱をとり、除梗したのちにバルーンプレスで搾汁。
低温の醸造室のステンレスタンクで、4週間発酵。瓶内二次発酵。
酸化防止剤不使用・無濾過・無清澄・酵母無添加で、加熱殺菌もしていません。
ワイン情報
一家農園は、世界で初めて農薬と肥料に頼らず本格的なリンゴ栽培に成功した木村秋則氏(木村興農社・青森県弘前市)の監修をうけ、自然栽培の果樹の栽培技術を学び活かしています。
初年度に作ったワインを継承するもので、デラウエアの味わいを飲みやすく作ろうというコンセプトを表したエチケット。
新規で取得した圃場で栽培した完熟デラウエアを100%使用しています。
雨除け施設がないため、水分を多く含む傾向あり、収穫期には、破裂した粒が多くみられました。
そういった果汁から腐敗や酢酸発酵が進んでしまうめ収穫時には、手作業で一粒一粒裂果を取り除くことで、ネガティブな雑味が出ないようにしました。
瓶詰めしてから長い期間置いたわけではありませんが、きめ細かい微発泡で心地良いキレのあるワインに仕上がりました。
完熟デラウエアを発酵させて、シンプルに、そしてダイレクトにぶどうのおいしさがワインに出るようにと作りました。
生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)
山形県東根市の東部の山間で、
・ワイン用葡萄(ぶどう)
・りんご
・桃
を生産している果樹園です。
『自然と調和した農業の仕組みを作る』ことを念頭にできるだけ、化学物質などが軽微で自然の環境に戻ろうとしている耕作放棄地を選んでぶどう畑へと整備します。
現在は、自社の葡萄を県内のワイナリーで委託醸造して、自社で販売しています。
現在はデラウエアでワインを作っており、2020年からピノノワール、シャルドネ、カベルネソービニヨン、ソービニヨンブラン、リースリング、マスカットベリーAなどを定植し、今後ワインとしてもバリエーションが増えてまいります。
我々が自然栽培を選択して、果樹に取り組んでいるのは、「自然と調和した農業の仕組みを作る」ためです。
陸や海などには、さまざまな生き物が棲み、多くの植物で地表が覆われた地球。
生態系の頂点に立つ人類は、その自然のバランスを変えられてしまう存在です。
本来あるべき自然の姿から遠ざかった農業は、さまざまな地球規模の問題を抱えていると思います。
かつて日本にもいたオオカミは、生態系の頂点にあり、バランスを司る存在でした。
西欧諸国では、家畜を襲う悪者とされて、童話などでもそれが色濃く反映されていますが、日本では、自然のバランスを司る存在として崇められていると考えます。
この地球の未来を考えたとき、我々が学ぶべき存在こそオオカミであり、「自然との調和とは何か?」を教えてくれる存在だと考えています。
あらゆる生き物と共存した生態系の中で、我々の生きる糧を得る。
自然栽培を紹介するとき、「農薬や肥料に頼らず、自然の力を生かした栽培」としていますが、我々が見据える未来の農業のあり方は、【生態適合農業】と呼び、「あらゆる生き物と共存した農業の仕組みを作る」ことであります。
目指す先がオオカミの存在に重ね合わせていることからロゴデザインのモチーフにすることにいたしました。
人類史上最も古くから親しまれ、世界中で飲まれているワイン。
ワインを媒体に、自然との向き合い方を世界に問いかけたいというのが私たちの想いです。
(ワイナリー様資料より)
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