ERWAN GAUTIER / エルワン・ゴーチェ
生産者の紹介
France Languedoc / フランス ラングドック
生産者 エルワン・ゴーチェ
エルワン・ゴーチエ、彼はサハラ砂漠出身の親の子として生を受け、セネガルで永く暮らしていた。奥様が先生としてラングドックへの移住を決めたことにより、兼ねてより関心を持っていた農業に従事し、複数の農協やドメーヌでワイン造りの経験も積んだ。そして2006年に僅かな畑を取得し、自分自身のぶどう栽培を有機で始めた。当初は農協にぶどうを売っていたが、2016年、自身の醸造所を取得し、醸造もスタートした。
エルワンのワイン造りは徹底している。栽培はビオディナミを取り入れた完全ビオ。有機肥料も一切施さず、耕しもしない徹底した自然栽培で、醸造でもぶどう以外、亜硫酸など一切添加しない自然派だ!またドメーヌには機械らしいものが一切存在せず、ポンプも持っていない。それらしきものはラベルを張る為の手製の道具位というから驚きだ。
彼の畑はコルビエールの奥深い山中にあり、シストの岩盤が表土近くまで迫る特殊なテロワール。彼の造り出すワインは一見濃い様で、シスト土壌のミネラルがもたらすフレッシュ感と酸があり、滑らかで飲み進められる味わい。フォージェールのレオン・バラルに全く引けを取らない深みと飲み易さがある。ただ、すべて手作業で作業するエルワンは現在所有する2ha以上に広げるつもりはなく、生産量はとても限られている。フランスでもほぼ個人客にのみ販売されているので、殆ど知られていないワインだ。
インポーター:ラヴニール