Fins Als Kullons / フィンス・アルス・クヨンス ナチュール 2021

自然派ワイン

醸造方法

石灰岩/粘土質土壌
手摘みされた葡萄を皮のままキューヴのセメントタンクに入れ赤も白も同時に発酵される。
自然酵母、自然発酵、自然熟成、清澄もせず自然落下による無濾過ボトリング。
亜硫酸不使用のヴァンナチュール。
糖分、総亜硫酸共に検査機関で検出不可。

ワイン情報

ロゼでも、赤でも無い、これはクラレテだと醸造家は語る。
2018年、2019年とかなりの減産で割り当てが数量が減り2021年ようやく、通年の本数が割り当てされた。
グルグル瓶の1Lでぐびぐびワイン、軽快でフレッシュながら飲み飽きせず、奥にしっかりとして芯の有る味わい。
薄い味に感じても、旨味を拾うと凄まじい良質のうま味。
凝縮したまろやかな味は不思議を極める。
ファーストアタックのノーストレスなスムーズさも楽しい。
世界的ナチュールの世界では、この味わいが一大トレンドになっていて、世界でも続々とクラレテナチュールが作られている。
クラレテナチュールを切り開いた元祖と言ってよいワイン。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

1892年より続く農家であるパレラ・ファミリー。
現当主のルベン・パレラは4代目で、彼の父(*ペネデスで最初に認定された有機チェリー果樹園を開いた)とともに10haあまりのぶどう園、果樹園、菜園を率いています。
ワインの生産量は年間僅か1500cs未満。
アルト・ペネデスに位置する彼等の農園は内陸で標高が高く、石灰岩の多いテロワール。
やや雨が多いのが欠点ではあるものの、ペネデスで一般的な低地のテロワールより品質の高いブドウを得ています。
近隣にはCavaの最優良生産者であるRaventosも位置しており、どの生産者もが羨むまさにグランクリュとも言えるロケーション。
2013年には全ての農園を有機農法、ビオディナミに切替(*)。
自家製の堆肥で覆われた柔らかい畑は生命力に溢れており、あらゆる微生物が呼吸している生きた土壌。
ぶどう樹の周りにはチェリー、菜園、アーモンド、オリーヴが植わり、養蜂場では蜂蜜作りまで行っています。
セラーでの作業は至ってシンプルで、出来る限りの人為的介入を避けたナチュラルなワインメイキング。
酵母や乳酸菌はもちろん、殆どの亜硫酸添加もありません。
特徴的なのは地下に設置された大きなプール型セメントタンクで、年間複数回にわたってボトリング(季節の変わり目に少量ずつをボトリング)するためタンク内には少量ずつ新しい収穫がブレンドされていきます。
輸入は限定的ですが地元バルセロナでの認知は非常に高く、ローカルワインとして様々なバルで楽しまれています。

*カタルーニャの有機農業によって認定された有機およびバイオダイナミック農法:CCPAE。
*デメテルによって認定されたバイオダイナミック農法。

(インポーター様資料より)

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