Pinot Noir / ピノ・ノワール 2021

自然派ワイン

醸造方法

摘みで収穫後、ブドウの半分を除梗せずに全房で密閉したステンレスタンクに入れ、カーボニックマセレーション(細胞内発酵)で発酵。
その後、トノーで10ヶ月熟成。
収穫したブドウの残り半分は全房プレス後、ステンレスタンクで10ヶ月熟成。
このように分けることで旨味とフレッシュ感のバランスがとても良くなる。
無清澄、無濾過で瓶詰め。
SO2:瓶詰め時:5mg トータル:10mg/L

ワイン情報

「シュロスベルグ」という区画のシュペートブルグンダー。
華奢で上品な味わいと香り。
旨味がしっかりと感じられる。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

ゼッキンガーは2012年に設立されたニーダーキエヒェンで最も若いワイナリーだ。
エンジニアだった父親は趣味でブドウ造りを行い、周囲のワイン生産者にブドウを販売していた。
現当主であるヨーナスと彼の兄弟は若い頃から畑で働くのが好きで、高校卒業後はガイゼンハイムの醸造学校に通い始めた。
2012年までの何年かはガレージワインを造り、2016年にワイナリーとして本格的に稼働開始した。
まだ、ワイン造りを始めたばかりの頃はドイツ国内の生産者のみならず、アルザスやジュラ、サヴォワ、ブルゴーニュなどのワインを積極的に飲み、インスピレーションをもらったという。

土壌、気候、畑やブドウ品種の特徴をより深く理解することで、ワインの質は毎年良くなり、2012年に開始したビオディナミへの移行も2018年で終了し、ワインは益々エネルギッシュになった。
そもそもニーダーキエヒェンは、モーゼルなどとは異なりワイン造りの伝統色が薄い。
そのため、過去10年間で多くの若い生産者が集まり、お互いが切磋琢磨できる文化が形成され始めているという。
にも関わらず、ブルゴーニュを思わせるグランクリュ相当の区画が多く残っているため、非常に注目に値する場所だ。
ワイン造りにおいては、畑における生物多様性を守り、土造りを大切にする。
プレパラシヨンの使用の他に、雹などがあるとカノコソウを撒き、ブドウ樹を落ち着かせる。
彼らの畑はハールト山地の東端に接しており、冷涼かつ地形が多様な場所だ。従って区画により ブドウ樹の生育は異なるため、畑における作業方法や収穫時期を変えたりする。
彼らにとってアルコール度数が12.5%を超えないとい うのも重要な基準だ。
また、この土地の土壌は主に粘土、雑色砂岩、レスから成り、農作物はほとんどなんでも育つくらい肥沃な土壌だという。
そのため、グローセラーゲやエアステラーゲは石灰岩が占める山側に広がっている。

これからは、より人工的なものを排除したワイン造りを目指したいという。
ファルツには、ジュラやサヴォワ地方を想起させる偉大なポテンシャルがあり、その発信源になれれば幸いだと語る。

(インポーター様資料より)

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