LAS BAIRETAS / ラス・バイレタス 2020

自然派ワイン

醸造方法

土壌:粘土質赤土
標高:710m
樹齢:30年以上
総酸:5.0 g/L
残糖:0.3 g/L
生産本数:2800本
9月と10月に手摘みで収穫。
畑とワイナリーにて葡萄を選択し、コンクリートタンクを使用し、全房のまま足でプレス。
10~15日スキンコンタクトした後、茎を除梗して、天然酵母による3週間自然発酵。
澱と共にステンレスタンクにて6か月熟成。
無清澄、無濾過、ボトリング時のみ、ごく少量の硫黄を使用。
2021年9月ボトリング。

ワイン情報

ラス・パイレタスとは、葡萄を育てている地域の名前になり、ワインの名前にも使用されています。
葡萄の他にオリーブやアーモンド、イナゴ豆を栽培。
その為、同じ畑に育っている樹齢約200年のイナゴ豆の木を絵にしてラベルに使用。
やや濁りがある琥珀色。
柑橘系、リンゴ、金木犀、マスカット特有のアロマティックな香り。
柑橘類と熟れた林檎、タンニンは柔らかく、ジューシーでエネルギッシュ。
葡萄の個性を充分に活かしたオレンジワイン。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

ボデガス・センテンシアは、スペイン・バレンシア州の内陸部にあるロス・ペドロネス村にて、先祖代々、ワインの生産を行ってきた家族経営ワイナリー。
現オーナーであるアルベルト・ペドロンが2006年にワイナリーを引き継ぎます。
当時、スペインでは、葡萄畑の再編が真っ最中で、古い葡萄を抜き、新しい葡萄に植え替えることが行われていました。
そして、彼の父、祖父、曽祖父の手によって何十年も世話をしてきた葡萄畑も再開発の対象になり、植え替えの宣告(SENTENCIA= 判決や宣告の意味、ここからワイナリー名も由来しています)を受けました。
しかし 、アルベルトは、 その土地で育てられてきたほとんど忘れられた土着品種、環境、歴史、その土壌の多様性によるユニークな畑を昔ながらの手法で守り、手作りで古いけれど、新しく独創性に満ちたワインを生み出し、伝統を守りました。
葡萄畑の面積はトータルで6ヘクタール。
現在、ボバル、ガルナチャ、ロイヤル、モスカテル、シラー、マカベオの葡萄を、地中海性気候の影響受けた標高700メートルを超える山岳地帯で栽培し、粘土質や石灰質の土壌を4つの区画に分けて作業しています。
畑の作業については、人的介入を最小限に抑え、この地域の環境と伝統的な栽培方法を最大限尊重して、自然なワインを生産しています。
科学的な添加は一切行わず、月のカレンダーを使用し、自然な流れで葡萄を栽培しています。
ほとんどの葡萄畑は非常に古く、原産の品種で、この場所とうまく適応しているため、この方法での作業はそれほど難しくないとの事。
また気候は非常に乾燥しており、雨が少ない為、収穫量は非常に少なくなります。
硫黄の使用は、そのワインの状態をみて、無添加、またはボトリング時のみ、ごく少量を使用しています。
彼のワイナリーは、昔から使用されている小さなワイナリーで、泥やセメントで改善した小さな部屋でワインを作り、異なるサイズのフレンチオークがある部屋で一定の温度と十分な湿度を維持しワインを熟成。
そして、スチールタンクと瓶詰を行う部屋があるだけの小さなガレージワイナリーです。
また畑やワイナリーでのすべての作業は手作業を基本としています。
大量のボトルを作ることが目的ではなく、昔ながらのスタイルで、テロワールと葡萄の個性を重んじ、ここで作られるどこか懐かしく、そして新しいワインを表現することを楽しみながら、日々ワイン作りに取り組んでいます。

(インポーター様資料より)

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