結(Yui)

和とワインを結ぶ

2022年10月、日本橋蛎殻町にまたひとつ、気軽に立ち寄れる居心地の良い隠れ家が登場。

おひとり様も、おふたり様も大歓迎

カウンターのみの店内の席で、優しい和食ベースの小料理を肴に、店主厳選のナチュラルな一杯を楽しみながら1日の疲れを癒す。そんな時間にぴったりなお品書き。

最初の一杯は長野県のシャルドネ

東御市Aperture Farmのシャルドネ、Under the Sunという名に相応しく、その黄金色に輝き、果実の華やかさを感じる。上品な出汁の風味がたまらない『ビーツ豆腐ととうもろこしのすり流し』と共に。

コの字カウンターの中心で

手際よく料理を用意しながら、ワインや生産者、畑などを語る店主の鈴木貴久さん。かれこれ２０年ほど前、日本にヴァンナチュールというものが入ってきた頃から、その生産者やワインを愛おしく思い続けている。揮発とか、還元しがちのワインを集めがちだという。

２杯目のグラスワインはロワールのジューシーな赤

こういうお店では、店主が案内する一期一会のナチュラルなグラスワインが楽しい。

Vin de France Rouge Kura 2022
生産者：ピエール・オリヴィエ・ボノーム
生産国：フランス・ロワール
品種：ガメイ、ピノ・ドニス　

料理人店主として

素材や鮮度の良さ、技ありの『白身魚の春巻き』

大手フレンチ、ナチュラルワインのビストロで修行をした経歴を持ち、和食とワインの店の構想を抱き、和食の料理人として修行をしてきた鈴木さん、ナチュラルなワインに合うものはやはり自然な食べ物が理想と、調味料や食材にもこだわりをもつ。出汁や味醂、無農薬の野菜、そして店主自らが釣った天然の魚を調理して提供してくれる日もあるそうだ。

ガメイな気分で

エレガント、チャーミングな赤をボトルで…
結の本日のおすすめの赤ワイン達

Cheverny Rouge – La Caillère 2018
生産者 : ル・クロ・デュ・テュ＝ブッフ
生産地：フランス　ロワール
品種：ピノ・ノワール

Jus de Chaussette 2019
生産者 : ドメーヌ・ソーヴテール
生産地：フランス　ブルゴーニュ
品種：ガメイ

Un brin libre PLAGNAS 2021
生産者 : コラン・アレックス
生産地：フランス　ローヌ
品種：ガメイ

ふらりと毎日立ち寄りたくなるような店をめざして

お店のシンボルロゴは鈴木さんの手書きデザインだ。茄子のへたに「入」、『向かい入れる』『おもてなす』という思い込められ、その中央には『結』、サイドには、稲から米、米から酒っという循環が描かれている。鈴木さんがここを始める前に、いろんなご縁があって働いていた和食の店名が、縁（えにし）で、結（ゆい）と並べると『縁結び』。なんとも気軽に立ち寄れるナチュラルワインのパワースポットとなりそうだ。

※お店の情報は取材を行った（2023年）のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニューなど、店舗情報についての最新の情報はお店のSNS、または店舗に直接ご確認ください。営業時間等、変更になっている場合もございます。