Moon Drops / ムーン・ドロップス 2020

自然派ワイン

醸造方法

土壌は赤い粘土(テラロッサ)、石英、泥灰土、砂岩(霧が発生、湿度(水分)がたまりやすい窪み)
貴腐付きのぶどうを少し含む。品種ごとに醸造。
貴腐ぶどうは品種ごとに、除梗無しでダイレクトプレス。
貴腐無しのぶどうは3~25日のスキン・コンタクト・マセラシオン。
熟成6ヶ月目から2つをブレンド。
木製樽で24ヶ月のシュール・リー熟成、SO2無添加。

ワイン情報

ミントやユーカリ、タンポポ、梨の花を思わせる清涼感のある香りがフワッと広がり、口に含むと、ツヤツヤとしたエキスの一体感に心が揺さぶられる・・・!
蜜いっぱいのリンゴやマンダリンオレンジ、ネクターのとっぷりとした果実。
抜栓後2週間後でさえもまったくバランスが崩れず、柔らかな果実味は繊細に身体中に広がっていく。

2019年と2020年のブレンド。
貴腐がついたのは主に2020年のぶどう。
12回に渡り手摘みで収穫したぶどうの一粒一粒が上質な果実の甘みとなり、至福の時間を届けてくれる。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

スロヴェニアの北東部ポドラウイェ地域、スレドニェ・スロヴェンスケ・ゴリツェ地域にあるシュマン家は先祖代々続くぶどう農家。
ワイン造りは17世紀からスタート。
第二次世界大戦中に共産党に土地を没収され現在は5.5haにまで縮小された。
今のワインスタイルになったのは2000年、2010年からは完全にSO2無添加。

当主のラドヴァンは、もともと自然や動物が大好きで獣医と農業を学ぶ為に大学へ進学するも農薬を当たり前に使う農法や動物との共存はあり得ないという教えに疑問を抱くようになった。
学校で教えてもらうことが絶対ではない、常に別の答えを模索し研究をした。
そして全ての答えは自然にあるのでは思い植物の研究からスタート。
一生かけても見つからないかもしれない、と言いつつも一つの答えとして導き出したビオディナミにおける「エコシステムバランス」
オーガニックやビオは農薬を使わないということが最も重要ではない。
また生物の死は、農薬などの毒物だけが原因で起こるのではない。
必要以上に栄養を取りすぎた為にバランスを崩し、エネルギー放出も乱れ死を迎えることがあると気づいたラドヴァン。
単に農薬を使わないことだけが重要ではなく、構造全体を見ていかなくてはいけない。
生命のバランスは細胞やDNAのエネルギーの放出の仕方が大切だと考える。

全ては土から!土を理解しなくてはならない!
土の中には宇宙の法則上、全く構造を変えない無数の分子がある!
その土の中にある分子の情報を理解する事が大事。
何故なら土→木→ぶどう→ワイン→人間体内→細胞というサイクルで情報を伝達していくからだ。

【病気はメッセンジャー。農薬や薬を使って殺してはいけない】
病気から原因を追究する為のメッセージを読みとならなければ根本的に何も変わらない。
現代の農業における病気や問題点は、人がバランスを崩してからしか発生していない。
植物自身が病気を治すための手助けをしてあげる免疫力を高めるための土作りが大事。

●土作り
本当に素晴らしいヒュムス(腐植土)が土壌の表面わずか1%を形成するのにかかる時間は1000年と言われている。
人はトラクタやー農薬などを使用し一瞬にしてそのヒュムスを破壊している。
本来テロワールを語る上でこのヒュムスが存在する事が大前提のはずだが無視して語る人間が多い。
ヒュムスはその土地の生態系を全て記憶した重要な有機物。エコシステムの大前提!

●コンポスト
羊や馬の糞をベースにグレープシードの搾りかすと酵母を足した液体を混ぜて作ったもの。
冬は藁で保温。
若いコンポストはミミズが多く、養分豊富なコンポストになるに連れてミミズはほぼいなくなる!
2019年に作ったコンポストは2021年から使用する予定。

●畑
1000回掘り返してもやわらかく、温かく多くの微生物が存在する畑。
農業の話をする時は、みんな病気の話をするが本来は健康な畑について話すべき!
5.55haの畑には樹齢15年のピノ・ノワール、イエローミュスカテル、そして、周りには80種類以上の品種を混植。
ぶどう以外にも200種類以上のハーブや野菜を植えている。

(インポーター様資料より)

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