デラ空洞 2022

自然派ワイン

醸造方法

開放型のステンレスタンクにて除梗破砕無しの全房セミマセラシオンカルボニック仕込み。
野生酵母で発酵が始まるのを待ち、1週間程で発酵開始。
ピジャージュは行わず、発酵が始まってから酵母の活性化のため軽めのルモンタージュ。
(バケツで軽く上から液体をかける程度)
発酵中盤で空圧式のメンブレンプレス機にて搾汁し、果汁のみの発酵に切り替える。
プレス後の果汁は密閉型のステンレスタンクで発酵。
仕込みから瓶詰めまで一切の亜硫酸は添加をしておらず、無濾過、無清澄。

ワイン情報

山形県産のデラウェアを購入して造ったヌーヴォー。
やや高めのアルコールから来るボリューム感、デラウェアをそのまま食べているかのような果実味と旨味が凝縮したワイン。
果皮由来の複雑な香りと乳酸由来の香りが心地良い。

2022年のデラウェアは昨年と比べて納品が半月遅く、
またレヴァンヴィヴァン初の密閉型タンクの使用により果汁のみの発酵に切り替えてからの発酵がゆっくりでなかなか終わらず、瓶詰めまでに2ヶ月以上かかりました。
また皆様に数量制限をすることがないようにと昨年以上の生産本数を予定していたのですが、
原料が予定していた4分の1の数量しか入ってこなかったためデラ空洞を造るかデラ(オレンジ)を造るかで悩みました。
しかし、やはり年内に皆様に召し上がっていただきたく思いデラ空洞を造ることにしました。
そのため2022年ヴィンテージのデラ(オレンジ)のリリースはありません。
しかし納品されたブドウはとても質が良かったので、ワインの仕上がりは非常に質の良いものとなりました。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

ぶどう本来の力を引き出した栽培方法の確立とそのポテンシャルを隠さない醸造

私達はフランスの多くのナチュールの造り手達のワインに出会い、その考えに感銘を受け目の前にあるワインが全てを語ることを知り、同じ道を日本で志し日本のヴァンナチュール造りを目指しています。

私達人間は世の中の全てのことを理解することはできません。
目に見えるもの考えつくことの範囲だけで解決し知った気になってしまいます。
畑の中に生きているのは目に見えるものだけではなく、土の下にも空気中にも見ることのできない生き物がいます。
忘れてはいけないのがそれら目に見えるものも見えないものも全ての生き物の恩恵を受けていると感じながら作業にあたる事だと思っています。

ワインやシードルは嗜好品です。
人それぞれに好みがあると思います。
でもただ好きとか嫌いではなく私達の目指すものは身体にじんわり染み込んでいくような柔らかさを持ったものです。
ハイテンションになるというよりも口角が少しだけ上がるようなそっと寄り添うワインを造りたいと考えています。

(生産者様資料より)

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