※敬称略
※下記のブログは、2024/12/13に流したメルマガです。

①ちょっぴり概要
・オーストリアの南シュタイヤーマルク。
土壌の特徴は1種類に絞れなく、入り組んだエリアが多い。
南シュタイヤーマルクは特に複雑と言われている。
・『グロース家』について。
1750年からワイン造りを行う歴史あるファミリー。
10年前から兄のヨハネスがオーストリアを、弟のミヒャエルがスロヴェニアのワイナリーを受け持っている。
ヨハネスは、三世代目。
・『葡萄の苗木』に関して。
1960年のお祖父さんの代に植えた苗木を、増やし植樹をしているそう。
とても年月がかかり、忍耐力も必要。
まだ自分達(ヨハネス)の代に名義上変えたのは、4年前。
だからまだ、色んな事を模索しているとのこと。
・『畑に関して』
有機農法にしたことで、以前と比べて生産量を25%減らした。
畑作りを中心に行う(たった2人で!👀)、葡萄の品質を優先。
南シュタイヤーマルクはユニークな土地、土壌もテロワールも天候も少しの場所で変わる。
特に、気温は特徴的。
夏も冬も昼夜の寒暖差が激しい、この両極端な気温が唯一無二。
また、南シュタイヤーマルクは雨が多く、
傾斜が大きいエリアなため葡萄栽培には難しいエリアと言われている。
南シュタイヤーマルクは収量でも難しいポイントが多い。
だから生産量を減らし、高品質な葡萄を育てることに力を入れている。
・『品種に関して』
メインファクトは品種ではない。
気候変動により未来の状況は変わるし、覚悟している、これは大事なこと。
だから、多くの品種や苗木を育てている。
ヨハネスが造り手達といつも話すときは、
これは何の品種なのか?とは聞かない。
必ず、これはどうゆう土壌なのかを聞いている。
だから、ラベルに品種を書かないんだ。
この品種は何ですか?は100%の個性ではない。
・『PiWiに関して』
※「ピーヴィ(PiWi=Pilzwiderstandsfähige Rebsorten)種」と呼ばれるカビ菌耐性品種。
PiWiの葡萄は持ってるけど、今はリリース予定無し。
まだ試作中で興味はある、前向きに挑戦したい。
補足ですが、瓶に刻まれた『紋章』は1500年前からある紋章みたいなマーク。
ヨハネスのリアクションが、そういえば使ってるなという表情だった。
『日常に溶け込みすぎてコレは何といえば良いのだろうか…』
『あっそういえば…見ないか』と奥様と静かにお話してました☺
ヒョウ(パンサー)をモチーフにしているそう。
ヴァイングート・グロース(兄:オーストリア)のアイテム一覧はこちらからどうぞ
👉https://wine.swailife.com/products/list?category_id=916
ヴィーノ・グロース(弟:スロヴェニア)のアイテム一覧はこちらからどうぞ
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《あとがき》
ヨハネスは、とても信念のある職人さんのような方だと感じました。
ワインをサーブしてない時も、周りの様子を見て何かを感じようとする姿勢も真面目で好印象!
余談ですが、日本のラーメンは塩味を初挑戦し、お好みに合ったようです☺

