ヴィーニャ・ローダ

≪詳細・歴史≫

ヴィーニャ・ローダは、イタリア・ヴェネト州、風光明媚な**コッリエウガネイ(Colli Euganei)**の丘陵地帯に位置する家族経営のワイナリーです。

この地は、パドヴァ県のヴォ(Vò)というコムーネ(自治体)にあり、コッリエウガネイ地域公園内という美しい自然環境の中でワイン造りを行っています。

当主はジャンニ・ストラッツァカッパ(Gianni Strazzacappa)氏と妻のエレナ氏です。彼らの家族は、この土地の伝統を大切にしながら、畑の持つポテンシャルを最大限に引き出すことに情熱を注いでいます。その結果、彼らのワインは安定感のある品質と優れた価格バランスが評判となり、権威あるワインガイド誌**『ガンベロ・ロッソ』**などでもその実力が認められています。

≪テロワールと栽培≫

コッリエウガネイは、かつての火山活動によって形成された独特なテロワールを持っています。

  • 土壌の多様性: 畑は、ヴェネト州の中でも特異な火山質の土壌を基盤とし、これに石灰質や程よくが混じり合う複雑な構成をしています。この特殊な土壌が、ワインにミネラル感と骨格を与えます。
  • 栽培環境: 畑は日当たりの良い南西向きの丘陵地にあり、海抜も比較的低いため温暖な気候ですが、丘陵地特有の微気候により、ブドウは酸を保ちつつ健全に成熟します。
  • 品種: 主にこの地域の土着品種である**ガルガネガ(Garganega)や、芳醇なアロマを持つモスカート・ジャッロ(Moscato Giallo)**などを栽培し、この土地ならではの個性を追求しています。

≪醸造とワインスタイル≫

彼らのワイン造りは、テロワールを尊重し、ブドウ本来の風味を活かすことを重視しています。

  • スタイル: 火山性土壌のミネラルと石灰質の要素が組み合わさることで、ワインは果実味豊かでありながらキレのある味わいを持ちます。これは、ヴェネト州の多くのワインとは一線を画す、エレガントでフィネスのあるスタイルであり、高いコストパフォーマンスと共に非常に評判の高い理由となっています。

インポーター:ラ・グリュー

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