詳細・歴史
ドメーヌ・レ・バスティードは、フランス南東部、プロヴァンス地方の西側、**コトー・デクス・アン・プロヴァンス（Coteaux d’Aix-en-Provence）**のアペラシオンに位置するワイナリーです。
「レ・バスティード（Les Bastides）」という名称は、プロヴァンス地方の伝統的な大きな屋敷や田園地帯の邸宅を意味します。この名前は、ドメーヌがこの地に深く根ざし、プロヴァンスの伝統的なライフスタイルとワイン造りを大切にしていることを示唆しています。
彼らは、プロヴァンスの地中海性気候とテロワールを最大限に活かしたワイン造り、特にロゼワインの生産に特化しており、プロヴァンスのワインに求められるフレッシュさ、エレガンス、そして軽やかな飲み心地を体現するワインを造り出しています。
畑とワイン造りの特徴
ドメーヌ・レ・バスティードのワイン造りは、ロゼワインの品質を決定づける以下の要素にこだわりを持っています。
- テロワール: コトー・デクス・アン・プロヴァンスは、温暖な気候でありながら、冷たいミストラル（北風）の影響を受けるため、ブドウが健全に成熟し、かつロゼに不可欠な十分な酸度を保つことができる理想的な条件を備えています
- 品種: グルナッシュ、サンソー、シラー、ムールヴェードルなど、プロヴァンス地方で伝統的にロゼに使用されるブドウ品種を主に使用し、複雑さと繊細さを両立させています。
- ロゼの製法: 繊細な色合いとフレッシュな果実味を抽出するため、ブドウを圧搾した後、果皮との接触時間を極めて短く抑える直接圧搾法や短時間のセニエ法が用いられています。
- ユニークなキュヴェ: ロゼ以外にも、プロヴァンスの伝統的な甘口ワインである**ヴァン・キュイ（Vin Cuit/煮詰めたワイン）**なども手掛けています。
ドメーヌ・レ・バスティードは、プロヴァンスの美しい風景と、地中海の陽光をボトルに閉じ込めたかのような、爽やかでエレガントなワインを生み出し続けています。
インポーター： ラフィネ
