ドメーヌ・リジエ

詳細・歴史

ドメーヌ・ロベール・ドゥノジャンは、ブルゴーニュ地方南部、白ワインの銘醸地として知られるマコネー地区の中心地、フュイッセ村に拠点を置く家族経営のドメーヌです。その歴史は古く、20世紀初頭に現当主の曽祖父が創業しました。

ドメーヌ名「ロベール・ドゥノジャン」は、1989年に現当主の父であるジャン=ジャック・ロベール氏が引き継いだ際に、先祖への敬意を表して改名したものです。

現在は、息子のニコラ・ロベール氏(2006年参画)とアントワーヌ・ロベール氏(2012年参画)の兄弟が中心となり、ドメーヌ全体を牽引しています。彼らは、故マルセル・ラピエール氏をはじめとするボージョレの自然派の造り手たちと強い結びつきを持ち、その哲学を受け継いでいます。

畑とワイン造りの特徴

ドゥノジャンは、マコネーの多様なテロワールを最大限に表現することに情熱を注いでいます。

  • : 約13ヘクタールの畑を所有し、シャルドネ(マコネー)、アリゴテ、そしてガメイ(ボージョレ)を栽培しています。
  • テロワール: 粘土石灰質、シスト(頁岩)、砂、花崗岩など、多様な土壌を持つ多くの小さな区画を所有しており、それぞれの区画の個性を尊重した栽培が行われています。特に、プイィ・フュイッセの主要区画には樹齢80年を超える古木が多く残されています。
  • 栽培: 設立当初からの哲学として、ビオロジック(有機)栽培を実施。人工的な合成製品を一切使用せず、植物とテロワールの本質を尊重しています。
  • 醸造:
    • 不干渉主義: 畑の多様性を活かし、テロワール、気候、ヴィンテージに最も近い個人的で真のワインを追求しています。
    • 熟成: 最小限の介入に留め、ワインに急かさず、最低でも2回の冬(約20ヶ月)という長い樽熟成期間を設けることで、ワインに豊かなミネラル感と複雑なストラクチャーを与えています。
    • ナチュラル: 多くのキュヴェで無濾過、または極力少量のSO2(亜硫酸)のみを使用する「自然派(ヴァン・ナチュール)」のアプローチを取っています。

彼らのワインは、マコネーのテロワールの力強さと、自然な造りがもたらす「ミネラル感、豊かさ、そして完璧なストラクチャー」が共存する、非常に評価の高いものです。

インポーター: ラフィネ

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