プロジェクトの概要と哲学
ズール(Zulu)は、ルーション地方を拠点とする、異色のコラボレーション・ワインプロジェクトです。このプロジェクトは、自然派ワインバー「INDIGÈNES」のオーナーであり、若くしてこの世を去ったクリス氏の生前からの構想に基づいています。
ズールは、クリス氏のパートナーであったジェス(ジェシカ)氏(レセルカ Recerca の共同経営者)と、クリス氏の友人である実力派の自然派生産者たちとの友情と、亡きクリスへの強い想いによって成り立っています。
これは単なるネゴシアンワインではなく、「コンセプトワイン」として運営されています。その目的は、参加する生産者にとって「成長の糧になりうる」実験的な場を提供することです。
- コラボレーションの内容:
- 実力派の生産者たちが普段とは異なるスタイルで醸造に挑戦する。
- 複数の生産者が協力し、一つのワインを共同で造り上げる。
この自由な試みを通じて、ルーションのテロワールと自然派ワインの可能性を広げるユニークなワインが生み出されています。
「INDIGÈNES」が残したもの
ズールは、伝説的なワインバー「INDIGÈNES(アンディジェンヌ)」と精神的に繋がっています。
現在、この地方最大の自然派ワインサロンに成長した「サロン・アンディジェンヌ(Salon INDIGÈNES)」は、クリス氏とジェス氏がオーナーであったバー「INDIGÈNES」の名称と信念を元としています。この事実からも、彼らが生前に地域にもたらした影響力の大きさがうかがえます。
プロジェクト参加生産者(一例)とスタイル
ズールのワインは、プロジェクトごとに参加者が異なり、ヴィンテージやコンセプトによって銘柄やスタイルが変化します。
- 主な参加者: ルーション地方を中心に、レセルカ(Recerca)のジェス&ロロをはじめとする、クリス氏と繋がりの深かった多くの才能豊かな自然派生産者が参加しています。
- スタイル: 各生産者の個性を反映させつつも、プロジェクト全体としては、ピュアさ、フレッシュさ、そしてルーションらしい生命力が特徴です。実験的な試みが多く、非常に少量生産のキュヴェが中心です。
インポーター:ラ・グリュー






