アルファ・ボックス&ダイス

≪コンセプト:ワインで綴る「アルファベット」の物語≫

2008年、南オーストラリア州マクラーレン・ヴェールで産声を上げた「アルファ・ボックス&ダイス(AB&D)」は、世界でも類を見ないユニークなプロジェクトに挑んでいます。それは、「ワインのアルファベット」を完成させるという壮大な試みです。

AからZまで、各文字はそれぞれが独立したワイン造りのプロジェクト。マクラーレン・ヴェールをはじめ、アデレード・ヒルズ、バロッサ・ヴァレー、ラングホーン・クリークといった南オーストラリアが誇る多様な産地の個性を、アルファベットの一文字ずつに具現化しています。

≪哲学:伝統への「近代的なスピン」と地中海品種への愛≫

AB&Dのワインは、常に革新的で驚きに満ちています。 彼らの最大の特徴は、伝統的なオーストラリアワインのスタイルに「近代的なスピン」を加えている点。シャルドネやシラーズといった定番品種に留まらず、ネッビオーロやアリアニコ、フィアーノといった地中海系の希少品種を積極的に取り入れることで、クラシックなワイン造りに新たな変化をもたらしています。

≪醸造:人為的介入を最小限に、ブドウの声を聴く≫

ヘッドワインメーカーのサム・バケータが実践するのは、少量生産かつ人為的介入を最小限に抑えた、ビーガンフレンドリーなワイン醸造です。 マルチリージョナルな視点を持ち、各産地の栽培農家と密接に連携しながら、ブドウが持つ本来のエネルギーをそのままボトルに封じ込めています。

≪世界が賞賛する、フェアウェザー兄弟の挑戦≫

オーナーであるディランとジャスティンのフェアウェザー兄弟、そしてサム・バケータが率いるチームの使命は、この「ワインのアルファベット」を世界に送り出すこと。 その挑戦はすでに結実しており、デカンター(Decanter)やジャンシス・ロビンソン、フォーブス(Forbes)といった権威あるメディアから高く評価され、現在では世界20カ国以上のトップレストランやセラーリストに名を連ねています。

インポーター:コロニアルトレード

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