詳細・歴史
バルデモンハスは、スペイン最高峰の赤ワイン産地、リベラ・デル・ドゥエロに位置する気鋭のボデガです。
オーナーのMoyano-Agüera(モヤノ=アグエラ)家による家族経営のワイナリーであり、「謙虚・誇り・情熱」をモットーに掲げています。彼らは、自然の摂理に基づいた伝統と経験を大切にしながらも、最新鋭の設備を駆使し、モダンで洗練されたスタイルのワインを生み出しています。
特に注目すべきは、ワインコンサルタントとして、イタリア・トスカーナの著名な醸造家であり、パーカー・ポイント100点を獲得した経験を持つLuca D’Attoma(ルカ・ダットーマ)氏を迎え入れている点です。これにより、彼らの目指す「ピュアで力強いワイン」の追求が加速しています。
畑・栽培・土壌
バルデモンハスは、ブドウ栽培の中心地であるリベラ・デル・ドゥエロの「黄金の区画(ミジャ・デ・オロ)」と呼ばれる、特に優れたテロワールに30haの自社畑を所有しています。
彼らは、未来の世代のために持続可能な栽培を実践し、ビオディナミ農法を厳格に取り入れています。この農法は、ブドウが本来持つポテンシャルとテロワールの個性を最大限に引き出すために行われています。
畑は冷涼な区画に位置しており、標高は740〜780mと高く、いくつかのテロワールが重なり合っています。バルデモンハスのワインは、この土地のテンプラニーリョ(ティント・フィノ)のエレガンスと力強さを見事に表現しています。
醸造
バルデモンハスの醸造哲学は、「畑でブドウに蓄積されたエネルギーを最大限に活かし、テロワールのピュアな表現を追求すること」です。
- 選果: 収穫は手作業で行われ、選果台で一粒ずつ厳格に選別されます。
- 発酵: 天然酵母のみを使用してゆっくりと発酵を行います。
- 熟成: ワインは、フランス最高峰のオーク樽(バリック)を使用し、12〜20ヶ月間かけてゆっくりと熟成されます。
彼らの造るワインは、伝統と現代の技術、そして自然への深い敬意が融合した結果であり、リベラ・デル・ドゥエロの新しい時代の幕開けを象徴する造り手として、国内外で大きな注目を集めています。



インポーター: ラフィネ


