Fleuve rouge / フルーブ・ルージュ 2021

自然派ワイン

醸造方法

収量 38hl/ha
9月初めの収穫。
それぞれ全房セミカルボ発酵1週間の後プレス。
アッサンブラージュ後にファイバータンクで9ヶ月熟成。
カルシスト土壌。

ワイン情報

相変わらずの軽やかさを実現しつつも、単調な味わいにならないのは古樹グルナッシュと畑の力。
派手すぎないフローラルな香り。
ブルーベリーの果実味が程よい厚みを与えている。
柔らかな旨味と酸が溶け合った余韻が心地良く続く。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

2014年、バスチャン・バイエとパートナーであるセリーヌ・シュエルはドメーヌを設立。
「我々自身のワインを造りたい。」そんな情熱を持ち、他のワイナリーで働きながら、自宅のガレージで醸造を始めた。
まさに、「Bancle」(=不安定な、がたつくの意)な所からのスタートだ。
初めの畑はどれもやや放置されたヴィエイユ・ヴィーニュで、不安定 (Bancle) な斜面の畑であった。
ポンプもトラクターも収穫用のケースもなく、収穫人は家族と友人のみ。Bancale そのもの。
とにかく、2014年にこうしてオートフヌイヤードでスタートしたドメーヌは、2016年にサンポール・ド・フヌイエに移転と同時に、4haを取得。
合計で6haのブドウ畑と少しのオリーブ畑を開発。
2020年、近くに本当のカーブ(殺風景な建物ではある)を作るまではごく簡素な設備で醸造していた。
そんな背景を持つバンカルは、この地方の若手のなかでも特に他の生産者からの評価が高い。
泥だらけの服と車、それほど社交的ではない雰囲気。まるでペイザン(農夫)のようだ。
「営業とかサロンとか、苦手なんだよね。畑が1番だな。」
そう話すバスチャンは、醸造の仕事すら煩わしいほど、セリーヌ共々とにかく畑が好きなようだ。
彼らのワインは、いわゆる薄旨系とか言われそうな流行りのスタイル。
しかし、マセラシオンカルボニックによる嘘みたいにフルーティなワインとは一線を画す。
軽さと酸を得る為に、比較的早目の収穫。それでも果実を感じさせるバランス感覚。
驚くほどアロマティックな白や、軽やかなのに複雑味のある赤。大変シンプル。
さらにこの数年は、とても綺麗な仕上がりが印象的だ。
素朴なペイザンの印象の裏には、驚くほど深い地質学や土壌に関する知識と考察がある。
現地では、営業下手のペイザンのワインは、常に取り合いだ。

(インポーター様資料より)

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