巨峰 2022

自然派ワイン

醸造方法

野生酵母、亜硫酸無添加
無補糖、無補酸、無濾過、無清澄

開放型のステンレスタンクと密閉型のプラスチックタンクでのセミマセラシオンカルボニック仕込み。
全房無破砕と除梗ありの比率は半分くらい。
野生酵母で発酵が始まるのを待ち、約10日程で発酵開始。
ピジャージュは行わず、発酵が始まってから酵母の活性化のため軽めのルモンタージュ。
(バケツで軽く上から液体をかける程度)
発酵序盤で空圧式のメンブレンプレス機にて搾汁し、果汁のみの発酵に切り替える。
プレス後の果汁は500Lのフードル(大樽)で樽発酵(新樽)。
発酵終了後はウィヤージュなしで4ヶ月熟成。
滓引き後瓶詰。
仕込みから瓶詰まで一切の亜硫酸は添加をしておらず、無濾過、無清澄。

ワイン情報

東御市産の巨峰やメルロー、その他色々なブドウを購入して造ったロゼワイン。
軽やかでスッと身体に染み込む優しさの、淡い綺麗な色のワイン。

ここ長野県東御市は全国でも有数の巨峰の生産地で、とても質の高いブドウが出来ます。
しかし、様々な理由から東御市の名産である巨峰でワインを造ることに私達は今まで消極的でした。
しかし2022年、諸事情により巨峰でワインを造ろうと決意してから、本当に短い期間で地元の生産者さんの協力で巨峰を集めていただき、何とか仕込むことが出来ました。
本当に感謝しています。

巨峰を仕込むにあたって、甘いだけのチャーミングなワインにしたくない、淡い綺麗な色のロゼワインにしたい、ということを心掛けました。
樽を使うことで少し大人っぽい雰囲気は出たと思います。
更にウィヤージュをせずに酸化熟成をして、また少し違った雰囲気が出れば良いなと思ったのですが、このあたりはあまり変化を感じませんでした。

今回巨峰を仕込んでみて、とても面白い魅力的な品種だと感じました。
毎年ブドウが集まるか分かりませんが、継続して造っていきたいアイテムの一つとなりました。
私達なりの解釈で、地元の巨峰を使ってワインを造る意義がそこにあると思います。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

ぶどう本来の力を引き出した栽培方法の確立とそのポテンシャルを隠さない醸造

私達はフランスの多くのナチュールの造り手達のワインに出会い、その考えに感銘を受け目の前にあるワインが全てを語ることを知り、同じ道を日本で志し日本のヴァンナチュール造りを目指しています。

私達人間は世の中の全てのことを理解することはできません。
目に見えるもの考えつくことの範囲だけで解決し知った気になってしまいます。
畑の中に生きているのは目に見えるものだけではなく、土の下にも空気中にも見ることのできない生き物がいます。
忘れてはいけないのがそれら目に見えるものも見えないものも全ての生き物の恩恵を受けていると感じながら作業にあたる事だと思っています。

ワインやシードルは嗜好品です。
人それぞれに好みがあると思います。
でもただ好きとか嫌いではなく私達の目指すものは身体にじんわり染み込んでいくような柔らかさを持ったものです。
ハイテンションになるというよりも口角が少しだけ上がるようなそっと寄り添うワインを造りたいと考えています。

(生産者様資料より)

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