The Sun / ザ・サン 2021

自然派ワイン

醸造方法

青デラと完熟デラをそれぞれ収穫後すぐにダイレクトプレス。
その後ステンレスの容器で14か月熟成。
瓶詰前に全てブレンド。
酸化防止剤の添加はなし。
無濾過無清澄のため澱が生じることがありますが、品質に問題はありません。

ワイン情報

・ぶどうについて
山形県置賜地区の青デラが主体。
通常デラウェアは完熟の状態だと紫色に色づきますが、青デラとはその名の通り完熟前の青い状態で収穫したデラウェアです。
糖度が乗る前の状態ですので、非常に酸が強いのが特徴です。
この青デラと、しっかりと完熟したデラウェアの2種類を使っています。
どちらも2021年収穫のぶどうです。

・ワインについて
清澄白河のフラッグシップキュヴェのTabletop Delaware(以下 TTD)、そのスピンオフ的存在として青デラ主体のワインを造りました。
青デラといえば、あまり主役になることがないぶどうです。
清澄白河でも、このTTDの酸度のバランスをとるためのブレンド用として、毎年青デラを仕込んでいます。
2021年に醸造・仕込みをしたこの青デラですが、もちろんその年によって完熟デラウェアの味わいも変わりますので、TTDに使う青デラブレンドの比率が例年よりも少なかったのです。
そのためブレンド用に仕込んだ青デラだけが少し残ってしまいました。
自社レストランで出そうか、などなど考えているうちにタンクの中で1年熟成。
そろそろなんとかしなければとタンクを開けたところ、フレッシュな青デラには確実に感じたことのない、ライチや緑の柑橘のようなアロマ。
私の中での青デラはブレンドをすることで花開く(逆に言えば単体だと嗅覚味覚共に特徴に欠ける)存在でしたので、熟成青デラの可能性はとても大きな気づきであり、ワクワクする瞬間でした。
同時リリースの「TTD 2022」は完熟デラ2:青デラ1、そしてこの「The Sun 2021」は青デラ2:完熟デラ1の比率でブレンドをしています。
たまたまではありますが、並べて飲んでみるという楽しみ方もできそうです。
味わいはもちろん青デラのはつらつとした酸が特徴ですが、1年熟成することによって引き出された青デラのアロマと、同じく熟成によって落ち着きすっきりとした完熟デラの果実感。
太陽のように明るくはじける酸、The Sun(=The 酸)をお楽しみください。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

東京・江東区の清澄白河にて、2015年8月、2つ目のワイナリーが始動しました。
関東各地の契約農家さんの丹精こめて作られたブドウをお預かりし、一本一本心を込めて醸していきます。

醸造所の2Fにはイタリア料理をベースにしたレストランをご用意しております。
すぐ下の醸造所で造ったワインはもちろん、世界中から選び抜いたワインとご一緒にお楽しみください。

また、お客様にたくさんのワインに出会っていただき、自分の好みのものを探していただけるようワインだけでもご利用いただけるテイスティングルームも同フロアに併設。
アペロタイムなど、思い思いの使い方でお楽しみいただけます。

2013年に誕生した島之内フジマル醸造所のように、このワイナリーもまた、土地とワインと人を繋げ、ワインが日本の日常の風景に溶け込むきっかけとなればと思っています。

(醸造所様資料より)

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