Bodonci Sauvignon / ボドンツィ・ソーヴィニョン 2018

自然派ワイン

醸造方法

10kg仕様の小箱を用い、収穫後はぶどうを傷つけないよう注意します。
畑と選果台での2回の念入りな選果後、果皮と果汁を接触させて2日間醸されます。
天然酵母によって自然に発酵はスタートします。
25hlのオークで35ヶ月、3年近くシュールリー(滓の上での熟成)を施しています。
フィルター不使用、ボトリング前にブレンドして、2020年後半にボトリング。

ワイン情報

瓶口には蝋が使われています。
蝋は剥がさず、そのままスクリューを突き刺し、いつも通り抜栓して下さい。

Bodonciとは畑の名前です。
ひと言で言うとスケールの大きいワインです。
濃い山吹色の外観と同じく、香りも複雑で強めです。
大振りの黄色い花、白桃や黄桃のコンポート、洋なしジャム、はちみつなどの甘い香りが広がります。
果実の凝縮感が香りにも表れています。
酸味とアルコールのバランスが美しく、骨格はふくよかで丸みを帯びています。
余韻は長く辛口ながらもはちみつの芳醇な甘い香りがアフターに残ります。

今飲んでも数年後、あるいは数十年後に楽しんでも良いでしょう。
エイジングポテンシャル(長期熟成にも耐えられる)も素晴らしいワインです。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

元々、MAROFは45haの畑を所有していましたが、ウロスの代で半分以下の22haに減らしました。
自分たち家族が手塩に掛けられる畑の大きさは、そのぐらいの広さだとわかっているからです。
また、誰かのコピーをするのは嫌だとウロスは語りました。
模倣ワインが仮にベストセラーとなりお金持ちになったとしても、ちっとも嬉しくない!とのこと。
目に見えない魂や哲学などをワインとしてカタチにする(具現化する)という自己実現を目指しているので、そんな職人肌、芸術肌の彼からしたら、自分にしかできないことを、自分の造りたいものを!と言うシンプルな考えであるのも、ごく自然なことです。

この内陸のワイン産地では、白ワインの生産が大半を占めています。
そんな中、MAROFは赤ワインにも重きを置いていました。
試飲してみたところ、どれもエレガントでブルゴーニュの上級キュヴェに引けを取らない、スロヴェニアでは並外れたクオリティでした。
収穫は9月中旬から10月末に行われます。
圧搾までに選果(未熟果や腐敗果を取り除く作業)を2回します。
そこにも驚きました。
と言うのもスロヴェニアで選果をする生産者には出会ったことがなかったからです。
人件費が毎年5%の上昇で、経済成長を遂げているスロヴェニアでは、これ以上コストをかけてワインの価格を上げたくないと言うのです。
他ワイナリーが選果をしない理由は明白でした。
しかし、MAROFは多額の人件費をかけ、極上の粒のみを使用します。
そこに彼の醸造技術とパッションが合わさり、至高のワインとなるのです。

(インポーター様資料より)

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