Domaine des Buis / ドメーヌ・デ・ビュイ

生産者の紹介

France Sud Ouest / フランス 南西地方

生産者 ポーリーヌ・ブロッカ

オーヴェルニュと接するアヴェロンAveyronという産地をご存知の方はいるだろうか?
ナチュールファンなら、ニコラ・カルマランと聞けば、ああアレね、と気が付くかもしれないが、今となってはワイン造りは廃れてしまっているらしく、ポーリーヌの持つ畑のアペラシオン”アントレグ・エ・ル・フェル”AOP Entregues et le Felの面積は22ha、栽培家は僅か5軒だという。
理由はここでワイン造りをするのは簡単ではないからだ。ここアヴェロンはフランス中央高地に位置し、そこをトゥルイエール川とロット川が山を削った渓谷地帯にある。つまり”アントレグ・エ・ル・フェル”というアペラシオンは、トンデモナイ渓谷の斜面が特徴なのだ!
行ってみて驚いたが、私が訪れたぶどう畑では3本の指に入るトンデモナイ急斜面(汗)。ポ-リーヌは7haの畑を所有するが、3haはこんな急斜面にある。正直、転んだら真っ逆さま、命はないだろう、、ポーリーヌはぶどう栽培家とは無縁の家に育ち、父はヤギの飼育家だった。トゥールーズのカーヴ兼レストランで働いていた時、ニコラ・カルマランのワインを販売していたことと、父の影響から自然の中での仕事が好きだったことからワイン造りの道を目指すようになり、ニコラやyoyoその他ドメーヌで研修を受けた。
2017年ニコラの畑の一部を譲り受け、自身のワイン造りが始まった。この地は類まれなワインが出来るテロワールが特徴で、標高240-400mのテラス状の畑には花崗岩性の砂質土壌があり、多くの地場品種が植えられている。また、良年でも平均24-5hl/haしか取らないというその収量の低さにも驚きだ。



インポーター:ラヴニール

ピックアップ記事

関連記事一覧