Barbe Jaune / バルブ・ジョーンヌ 2018

自然派ワイン

醸造方法

南西向き斜面、シルト状の粘土質土壌(中粒)に植わる樹齢30年のぶどう。
全房を即圧搾し、デブルバージュは殆ど行わない。
野生酵母の自然な働きでは発酵させ、産膜酵母舌で澱と共に酸化的熟成を42ヶ月行った。
SO2 45mg/L添加。

ワイン情報

’18は太陽豊かな年。
色付きよいイエローの色調。
黄桃の黄色果実風味とカマンベールチーズのような酸膜風味がハーモニーを奏でる。
自然な口当たりで丸みあり。
黄色果実やノアゼットの香りが口中に広がり、酸は丸く調和している。
ジュラのヴァン・ジョーンヌを彷彿とさせる味わい。
キュヴェ名は、ワインの色を自身の髭の色に例えた言葉遊び。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

アルザスの中心都市であるストラスブールとコルマールを結ぶワイン街道の中程に位置する村、「ダンバッハ・ラ・ヴィル」にあるドメーヌ。
ダンバッハは、ローマ時代よりぶどう栽培が行われている伝統ある村で、一番の特徴は花崗岩の土壌にある。この花崗岩が、ワインに華やかさをもたらす。
また、とても乾燥した気候で、アルザスの特徴でもあるボトリティスが殆ど付かないことから、ぶどうの成熟期にじっくりと健全にぶどうが完熟する。
辛口ワインの生産には非常に向いたテロワールであると云えるだろう。
現在ワイン造りを行うオリヴィエは7代目で、20世紀初頭、祖父母の代では羊飼いをしたり、家畜を飼ったり、野菜の栽培をしたりしながら、ぶどう栽培を行いワインを造っていた。
元々は造ったワインを樽に詰めて売っていたが、1923年、当時としてはとても珍しかった、瓶詰めで販売することを始めたところ、地域のレストランでとても好評となった。
1960年代には、父アンドレが品質の高いワインを瓶詰めし、ドメーヌに人を招き試飲会を開催したところ、多くの人が集まるようになった。
オリヴィエは2000年からドメーヌの仕事に携わり、2004年19歳の時にワイン造りを父アンドレから継承。
そして完全に有機栽培に移行し、2015年ヴィンテージからラベル上にも「AB認証」と「エコセール認証」を表示し始めた。
またオリヴィエはヴァン・ナチュールの取り組みも始め、2015年ヴィンテージで初めて酸化防止剤を一切使用しないキュヴェを造り出した。
その働きが評価され、2016年からはビネール率いるピルーエットのワインも醸造。
オリヴィエは一部の例外を除いて、現在亜硫酸(SO2)を添加しないワイン造りを貫いている。
それにもかかわらずオリヴィエのワインがこれ程までにエレガントで安定している理由は、時間を掛け、ワインが美味しくなるまでじっくりと待つ、ここに尽きるだろう。

(インポーター様資料より)

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