Barbisca / バルビスカ 2020

自然派ワイン

醸造方法

手摘み収穫後、除梗し垂直式プレスで圧搾。
Favio製のポーセリン(磁器)で自生酵母により6-7か月発酵。
糖分を残したまま瓶詰。
瓶内発酵を続け微発泡に醸造。
ノンフィルター、無清澄、SO2無添加。
生産本数787本。

ワイン情報

濃厚なロゼ色。
バルベーラの繊細な酸に彼らしい力強い旨味が合わさり、飲みごたえのあるロザート。
若いうちは白~ロゼ色の肉類、フレッシュチーズなどに。
熟成により粘性のある旨味が加わり、鰻など脂分の多い食材との相性もより良くなる。
澱は非常に細かいため、液体と馴染ませて頂くと旨味が全体に渡りお勧め(お好みで)。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

ファビオ・ジェアは地質学者として博士号を取得し、大きな企業に勤めていましたが、200種以上のブドウを栽培・研究していた彼の祖父が亡くなると、その農地を守るために企業を退きました。
彼がワイン造りを始めたのは2009年。イタリアのピエモンテ地方、バルバレスコのネイヴェ地区とアスティ地区に森を含め約2.5haの畑(ブドウ畑は1.8ha程)を所有し、彼ひとりで管理しています。
バルバレスコの畑にはネッビオーロ、ドルチェット、バルベーラを、アスティ地区の畑にはグリニョリーノを植え、現在では18種のワインを年によりで5000~6400本程生産。
醸造には440Lと500Lの古樽、ダミジャーナ(ガラスの甕)と磁器、彼が開発した陶器、ステンレスタンクを用いています。
化学肥料・薬剤は使わず、銅と硫黄、エッセンシャルオイル、植物を煮出した液を撒くのみ。収穫は手摘みで行い、エンジンを使う機器は極力使用しません。
ブドウの枝をワイヤーに固定する際は、金属やプラスチックではなく柳の蔦を使用しています。
彼は植物への理解をとても大切に考えており、ブドウの樹を深く観察することからはじめ、長い時間をかけて作業し、できるだけ樹が自由に生きられることを重視しています。
写真家でもあるファビオ。彼のセンスはボトルにも表現されています。
ワイナリーの名称La Msoira e’l Rastelを表す鎌とハンマーが描かれたエチケットにはアマルフィの海岸沿いで作られる手すきの紙を使用。
エチケットを貼るのも、タグの紐を結びつけるのも、全て手作業で仕上げています。
エチケットには、ボトルを捨てずに再利用してくださいと書かれています。手漉き和紙は意図的に剥がしやすくしてあり、ボトルの再利用が可能です。
ワインを出荷する際、彼はボトルを白い紙で包んでいます。これは光からワインを保護するためです。

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