Ravala Rouge / ラヴァラ・ルージュ 2020

自然派ワイン

醸造方法

キンツハイム村lieu-dit”アルテンブール”の粘土質石灰土壌のピノ・ノワールと、キンツハイム村の花崗岩質土壌に植わるピノ・グリ。
ピノ・グリの25%は全房で、3週間醸し。
ピジャージュ1回、ルモンタージュ数回実施。
木製垂直式圧搾機でプレス後、古樽で11か月澱と共に熟成。
手で瓶詰め。

ワイン情報

アズキ掛かったルビー色で濁りあり。
プラム的赤果実風味豊かで、ピノっぽさが前面に出た複雑味ある香り。
口中でもピノノワールの風味が広がり、ピノグリのタンニンが下支えしたとても深い味わい。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

アルザスでワイン造りを始める若手生産者には、2つのタイプがいる。
1つは栽培農家出身で親の畑を引き継ぎナチュールを造り始めるパターン。
もう1つは、栽培農家ではなくワインが好きでゼロから始めるパターンだ。
エミリアンは後者。しかし、彼のワイン造りは困難を極めた。
何のバックボーンもなく、信用もないエミリアンにぶどう畑を託してくれる人は簡単には表れなかったからだ。
エミリアンはブザンソン出身の元ソムリエで、ガストロノミックなレストランで働いていた際、2013年にヴァン・ナチュールと出会った。
2017年、彼は1年の半分をワイン学校で、半分は生産者、ドメーヌ・ローラン・バルトで働いた。
アルザスでは畑を見つけるのはとても困難で、あったとしてもかなりの高額。
よって、買いぶどうを手作業で、化学的な介入はせず、全くの自然な手法でワインを造る、ミクロ・ネゴスの会社を2019年に設立した。
エミリアンのワイン造りはまだ始まったばかりで、これからも幾多の困難が立ちはだかるだろうが、2022年からは自分のぶどうでワインを造る目途が立った。
そんなエミリアンは、自らの夢に向かって邁進している様に見える。
彼が自分のワインを試飲する時その眼差しの向こうには、1年間のぶどう栽培やワイン醸造で全力を尽くしてきた全てが走馬灯の様に駆け巡っているのが見て取れる。
まさに人生を掛けてワインを造っているエミリアンの1コマを見る様な想いだ。
実はエミリアンは、ワインの他にも同様の考え方、つまりすべて地元産、すべて自然な手法、培養酵母なし、バクテリア添加なし砂糖添加もなし、炭酸添加もなしで、ビールやシードル、蜂蜜酒なども造っている。
これからのエミリアンの活動に、どうぞご期待ください!

(インポーター様資料より)

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