夜行性 2021

自然派ワイン

醸造方法

野生酵母
無補糖、無補酸

空気式のメンブレンプレス機にてスチューベンをホールバンチプレス(搾汁率約80%)
JAから購入したリンゴを破砕・搾汁してスチューベン果汁とブレンド。
開放型のステンレスタンクにて野生酵母で発酵が始まるのを待つ。
デブルバージュは行わず、発酵を促す加温も行わない。
約2週間でアルコール発酵が始まり、仕込み始めてから約2ヶ月半後に発酵の終盤で瓶詰。
アンセストラル製法(瓶内1次発酵)で辛口に仕上げる。
瓶内で6ヶ月熟成後、澱を取り除くためのデゴルジュマンを行い、甘さの調節も行わない。
仕込みから瓶詰まで一切の亜硫酸は添加をしておらず、無濾過、無清澄。

ワイン情報

吹きこぼれ防止のため澱を取り除くデゴルジュマンをしていますが、若干の澱があります。
温度が高いと吹きこぼれる可能性があるので、開栓前には冷蔵庫で十分に冷やして瓶を振らずにゆっくりと開栓して下さい。

夜にうごめく得体の知れない何かを表現したく、夜行性は毎年決まったリンゴやブドウの品種を使用するのではなく、その年のごちゃ混ぜ感や遊び心を持って仕込みます。

ブドウ果汁をブレンドすることで、当社のシードルと比べると若干アルコール度数は高くなるがその分味わいにボリューム感が出る。
和柑橘の苦みや若干のヨーグルト感、スチューベン由来の華やかさを感じられる。
開栓したてのフレッシュさも良いが、2,3日経ったまろやかさもまた良い。
泡持ちも良くどんな食事にも合いやすい万能な1本。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

ぶどう本来の力を引き出した栽培方法の確立とそのポテンシャルを隠さない醸造

私達はフランスの多くのナチュールの造り手達のワインに出会い、その考えに感銘を受け目の前にあるワインが全てを語ることを知り、同じ道を日本で志し日本のヴァンナチュール造りを目指しています。

私達人間は世の中の全てのことを理解することはできません。
目に見えるもの考えつくことの範囲だけで解決し知った気になってしまいます。
畑の中に生きているのは目に見えるものだけではなく、土の下にも空気中にも見ることのできない生き物がいます。
忘れてはいけないのがそれら目に見えるものも見えないものも全ての生き物の恩恵を受けていると感じながら作業にあたる事だと思っています。

ワインやシードルは嗜好品です。
人それぞれに好みがあると思います。
でもただ好きとか嫌いではなく私達の目指すものは身体にじんわり染み込んでいくような柔らかさを持ったものです。
ハイテンションになるというよりも口角が少しだけ上がるようなそっと寄り添うワインを造りたいと考えています。

(生産者様資料より)

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