Bianco Anatraso / アナトラーゾ 2018

自然派ワイン

醸造方法

マセラシオンを1ヶ月施したタイプ。
古いトノーと大樽で3年以上熟成させ、しっかりと色が抽出された琥珀色の外観をもつ白ワイン。

ワイン情報

マセラシオン1ヶ月の濃密で強烈なボディの大きなアヒルラベル。
紅茶の香りとべっこう飴的なニュアンスと皮由来の風味があります。
蒸留酒のような深い香りも楽しめます。
密度の高い練れた果実味とマセラシオンによるタンニンがある芯の強い味わい。
余韻も長く、ビターで深い旨味が続きます。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

カワイイ鳥ラベルとトスカーナで抜きんでた白ワインの個性

カルロ・タンガネッリは、トスカーナのアレッツォ県、キャンティとモンテプルチァーノに挟まれた、トスカーナ農業の伝統が豊かに息づく中世の街、カスティリオン・フィオレンティーノで事業を営む小さな蔵です。
この地は、古代ローマ時代からトレッビアーノを生産しているエリアでした。
しかし、コルトーナのDOC認定により、シラーに転換する生産者が増え、トレッビアーノの生産者は激減しました。
そんな中、5代目のマルコ・タンガネッリは言います。
「古代ローマ時代からトレッビアーノを造っていることには理由があります。
海風と山風による寒暖激しいミクロクリマが、香り高く酸のしっかりした素晴らしいトレッビアーノを産むのです。
ガレストロと呼ばれる石灰岩と泥灰岩の混じった土壌はトレッビアーノに最高の土壌なのです。」
トレッビアーノの美味しさを最大限抽出する為に、収穫は10月中旬以降に皮が強く厚くなった完熟の状態で行い、マセラシオンをすることで皮のタンニンと旨み、深い味わいが楽しめるトレッビアーノとなります。
マセラシオンすることは、昔から行われている伝統的な造り方なのです。
発酵は葡萄に付いた自然酵母のみで行い、酸化防止剤は必要があれば、プレス後もしくは、その年によりボトル詰め時に極少量使用します。

カルロ・タンガネッリでは、畑に鳥の巣を設置し、様々な鳥を寄せ付けています。
鳥たちは、害虫を食べてくれる葡萄を守る大切な仲間です。
葡萄を守ってくれる鳥たちをモチーフとした、ヒヨコやアヒル、クジャクなどカワイイラベルが大人気です。
実は、アヒルラベルで人気の「アナトラーゾ」は、マルコの娘のコンスタンツァが4歳の頃、ワインの香りをかがせたところ、「アナトラーゾの香りがする!」家のアヒル(アナトラ)が水浴びするような場所の香りがすると言い、アヒルの絵を描きました。
あまりにも上手な絵だった為、それをモチーフに今のラベルが誕生しました。
そして次に出来たワインはアナトラーゾの子供だからと、「アナトリーノ」と彼女が名付けました。
後に生まれた息子がその次に出来たワインの色を見て、ヒヨコの色みたいと言ったことからトスカーナの方言でひよこの「ピピリ」と名付けました。
ワインの誕生と共に子供達の成長が楽しめる家族の愛が詰まったワインラベル誕生秘話です。

カルロ・タンガネッリでは、ワインはもちろんのことビオロジックの畑で、オリーブや蜂蜜造りをしています。
野菜やハーブのエキナシア、パッシフローラも栽培しており、フランスの化粧品メーカーと契約しています。
ワイン造りに大切なことは「情熱」「魂」「歴史」であるとマルコは言います。
「この地で生まれ、この地で育った私にとって、この地でワインを造ることは幸せなことです。
剪定はすべて私一人で行っています。毎朝起きて農作業することが楽しくてしょうがないのです。」

(インポーター様資料より)

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