La Mai Polida Vin de France / ラ・マイ・ポリダ NV(2020)

自然派ワイン

醸造方法

樹齢35~40年。土壌は砂とシルト・沈泥。その下は三畳紀の砂岩。
また第四紀氷河期の氷河がまき散らした様々な石。
シスト、クオーツ、火打石・シレックスなどが多く転がっている。
標高500メートル以上で南やや南東に向いている畑。

収穫後、除梗せず全房のまま破砕し圧搾を行う。24時間後気温11度で澱引きを行う。天然酵母。
アルコール発酵とマロラクティック発酵をステンレスタンクで行う。
MLF後、アッサンブラージュ。7カ月間のタンク熟成。
SO2は一切無添加。コラージュ無し、フィルター無し。愛情と共に瓶詰め。
クロージャー:コルク
認証:Eueo Leaf

ワイン情報

オクシタン語で”一番きれい”の意味

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

新たなヴィニュロンの群雄割拠が目覚ましいローヌ地方アルデッシュ地区。
ル・マゼルのジェラール・ウストリック、ジル・アゾーニといったアルデッシュ地区の先駆者に導かれるように新星のような造り手が次々と誕生しています。
オクシタン語で“運命の家”を意味するマス・ド・レスカリダ。
ローラン・フェル氏はまさに運命に導かれたヴィニュロンなのです。
アルプス出身のローラン氏は元々ワイン造りに携わる家系ではありませんでした。
大学卒業後、得意のフィールドワークを生かして地図製作者として活躍していました。
2004年、奥さんの仕事の都合でアルデッシュに越してきた事が大きな転機となります。
葡萄畑での収穫を経験したローラン氏は一念発起し、ボルドー大学へ葡萄栽培学と農業を学び、2006年には農業エンジニアの資格を取得しました。
アルデッシュに戻ったローラン氏は、その知性と行動力を持って農業領事議会で葡萄畑の有機栽培コンサルタントとなったのです。
ジェローム・ジュレ、ジル・アゾーニ、ル・マゼル、レ・ドゥー・テール…アルデッシュで自然なワイン造りを志す造り手たちと交流を深めるうちに、栽培だけではなく自らのワイン造りの夢が芽生えてきたのはごく自然なことでした。
ローラン氏は自然な葡萄栽培の第一人者ですが、醸造は未経験。栽培コンサルタントの仕事を通じてジェローム・ジュレといった造り手たちから醸造を学びました。
2012年、アルデッシュ南端サニヤックの3.2ヘクタールを買い取り、マス・ド・レスカリダは産声を上げました。
醸造所もなく、道具もない中、コンサルタントの仕事と並行してワインを造り始めます。
当初は道具を借り、小さなタンクを買って自宅でワインを造っていました。
当然、葡萄はすべて醸造出来ないため、一部を除いては農協に売っていました。
2014年、コンサルタントの仕事を辞してワイン造りに専念。
そして2015年、念願の醸造所を設立し、初めて全て自らの手でワインをリリースすることとなったのです。
地図製作のフィールドワークが育んだ畑の観察力、エンジニアの資格取得後に栽培コンサルタントを務める知性。
アルデッシュに新たな綺羅星が誕生しました。

畑:(2015年時点)セヴェンヌ地方 サニヤック村 3.8ヘクタール
ガメイ 1.4ヘクタール、メルロー 0.8ヘクタール、ヴィオニエ 1ヘクタール、シラー 0.6ヘクタール

●ワイン造りの哲学●
ローラン氏の一番の哲学はテロワールをワインに表現したいことです。
サニヤック村のテロワールはとにかくミネラル感、フレッシュ感、酸味、飲みやすさ、旨みが特徴的です。
その味わいを素直に反映させるために、できるだけ人の手をかけない醸造法、シンプルな醸造を心描けています。
『葡萄の味、テロワールの表現、そしてビュヴァビリテ(飲み心地の良さ)。それだけさ。』
また、必要な時以外は亜硫酸を添加しません。
葡萄とテロワールの味の表現を楽しんでほしいこと。これが無添加のワインを造り始めた大きな理由なのです。

(インポーター様資料より)

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