Vino Bianco Flor / フローラ 2020

自然派ワイン

醸造方法

マセラシオンは無しでステンレスタンクで自然酵母発酵。
熟成は大樽で10ヶ月間行われます。
ノンフィルターでボトリングを行い瓶内で2ヶ月間熟成。

ワイン情報

クレアルトと同じく自然な栽培を行う友人農家からもらったソーヴィニヨン種で造られる唯一の白ワイン。
樽熟成による穏やかでまろやかな香りと味わい。
一般的なソーヴィニヨンと趣は違うが特有の上品な質感が魅力的。
ルイージの温厚な人柄を表したようなワイン。
エチケットはFiordalisoという日本名ヤグルマギクという花。

アイリス、ディルの植物系の香りと蜜、バタークッキー、マーマレードのような香り。
デリケートで穏やかな樽のニュアンス。
とても丸みのあるクリーミーで優しい口当たりの中にレモン感のある酸味とミネラル。
ほのかな蜜感とナッツの余韻。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

ジェノアで鉄道のエンジニアとして働いていたルイージとその妻エレオノーラの2人が、
バルべーラ種の生まれ故郷でもあるモンフェラートの美しい景観と素晴らしいワインに出会い、魅了されて移住を決意。
2008年に後継ぎが居らず存続が困難になっていたクアレッロという古いワイナリーから5haの畑を購入します。
1900年に建てられたワイナリーを改装し、同じくジェノア出身の料理人アンドレアとエリサと共に、
ワイン造りとアグリツーリズモを共有するワイナリー「クレアルト」を立ち上げました。

標高350m、カンティーナの真下の斜面に彼等の畑があります。
石灰粘土質、南向きの日あたりの良い丘陵の斜面に位置するお陰で、昼夜の寒暖の差がしっかりあり、朝方霜が降りていてもすぐに溶けます。
バローロにも負けない日照条件です。
ブドウの熟度が非常にあがりやすくブドウにしっかりとした果実味をもたらします。
クアレッロから引き継いだ畑には樹齢60年以上のグリニョリーノとバルべーラの樹があり、以前から農薬に害されていない素晴らしい物でした。
グリニョリーノはモンフェラートが発祥とされるピエモンテの土着品種で、彼等のワインの中でも特に個性的で輝きを放っています。
彼等の畑仕事は、美しい景観を守りその土地の自然なワインを造るという考えにより、一部ビオディナミを取り入れた無農薬で行われています。
土にはビオディナミ調剤、緑肥はアブラナ科植物とマメ科植物を用いた自然な物を使用し、
元気のある土地と植物達を生かす自然のサイクルが保たれ、ブドウの樹自体の病気などに対する耐久性を強くしています。

醸造は最初の2年間はクアレッロのオーナーが付き添ってくれ、伝統的な技術を学びました。
現在ではルイージが全て行うようになり、野生酵母の発酵、無濾過、無清澄でブドウ本来の風味とコクを引き出し、
過度なマセラシオンを行わない事により繊細な味わいとなっています。
バルべーラは芳醇で明確な果実味を、グリニョリーノは優美で繊細な品種の特性を表現しています。
まだ生産から日が浅いとはいえ、彼らの土地やワインに対する思いが伝わる温かみのある味わいが感じられます。
また彼らの造るネッビオーロは良いタンニンがやわらかく、若い段階から驚くほど楽しめる個性的なネッビオーロです。

アグリツーリズモでは自然製品の使用とエコフレンドリーを実践しており、
レストランでクレアルトのナチュラルなワインとオーガニックで栽培した小麦粉や野菜を使用したアンドレア達の料理を、
モンフェラートの美しい景色と共に楽しむ事ができます。
また、ルイージはviniveriに参加しており、他の自然派生産者とワインについて語り合い、情報と刺激を交換してさらなる向上を目指しています。

(インポーター様資料より)

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