Morango / モランゴ 2020

自然派ワイン

醸造方法

8月上旬収穫/全房でピジャージュ、ステンレスタンクで15日間醸し
空気圧式圧搾/ 20hlのステンレスタンクで15日間発酵(マロラクティック発酵あり)
25hlのセメントタンクで7ヶ月間シュールリー熟成
無濾過・無清澄/瓶詰め:2021年3月
SO2無添加 トータル:10mg/L未満

ワイン情報

モランゴはポルトガル語でイチゴの意味で4種を全房でピジャージュ・醸し後プレスし、ステンレスタンクで発酵、
25hlのセメントタンクで7ヶ月熟成しSO2無添加で仕上げました。

ピンクガーネット色、フランボワーズやプルーン、ミネラルや火打石の香り、
摘みたてベリーの引き締まった酸に穏やかで大人しいタンニン、
ミネラル豊かでしっかりとしたエキスの存在感が発揮されています。

生産者情報(インポータ・造り手・問屋情報)

バニュルスに2008年に誕生した『Vinyer de la Ruca』のワインは本数が少なく、需要と供給のバランスで知る人ぞ知るマニアックなワインとなってしまいました。
その醸造家Manuel Di Vecchi(マニュエル・ディ・ヴェッキ)は1974年生まれのイタリア人。
ブルノ・デュシェン主導で建てられた共同醸造所『Les 9 Caves』のメンバーで、メンバー内では唯一ブルノをジョークでいじれる底抜けに明るい男です。
親分肌で自由な発想をとても大事にしております。

もともとマニュエルはモンペリエでワインの醸造を学び、色んなドメーヌで働いてきました。
そして彼はビオディナミの理論派実践者、実はフランスではもともと栽培家・醸造家としてよりもビオディナミのコンサルタントとして有名だったのです。
彼はワイン造りを実践する為、最初はイタリアで畑を探しておりましたが、最終的に選んだのは南仏バニュルスの地です。
2006年から栽培を開始しましたが、以前の畑所有者はビオ実践者ではなかったので、彼の納得するブドウにはなりませんでした。
2007年も同じです。ですので、この2年間は出来たブドウはカーブ・コぺラティフに販売しました。
この2年間で畑を生まれ変わらせ、納得のゆくブドウが実り、2008年にやっと初めてのワインの醸造となりました。
その本数は2haでたった1000本、幻中の幻のバニュルスです。
しかしバニュルスは手間がとてもかかるため、途中から長期熟成のスティルワインを醸造する事に変更しました。
そのワインももちろんスーパー美味しく、同時にこれもまた瞬時でなくなる幻のワインとなったのです。
そこでお客様の注文に答える為、色々考えました。
同じ『Les 9 Caves』で醸造をしているドメーヌ・カルテロルのJoachim Roque(ジョアキム・ロック)から安定的に良質のブドウが購入出来るので、それなら一緒に造ろうと!!! 2017年に新しい会社を設立してカジュアル路線のワインを造る事にしました。
メンバーは3人。
①Manuel(マニュエル)が醸造責任者
②Joachim(ジョアキム)が畑の責任者(彼の畑のブドウを提供)
③友人のイタリア人Francesco(フランセスコ)がフランスに移住し醸造補助兼マーケティング責任者
と凄いチームとなりました。
全て直ぐに飲める飲みやすいカジュアルなスタイルを意識しました。
何故ならマニュエルが自社畑のブドウでつくる所謂“ドメーヌもの”ワインが飲み頃になるのには非常に時間がかかるからです。
全く違った側面の魅力あふれるワインです。
是非お召し上がりください。(新井順子)

(インポーター様資料より)

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